世界ランキング7位の日本が、5戦全勝で初優勝を飾った。最終戦で同16位の中国戦に6-1で勝利。12日に「平昌1号」を決めてから2週間で2度目の喜び。実力差がある相手との対戦でも気持ちを切らさず、5試合トータルで98得点、1失点でフィニッシュ。山中監督は「初めての金メダルで素直にうれしく思います。コンディションはピークではない時期だが、勝ち癖をつけられた」と話した。

 スマイルジャパンが試合開始から中国を圧倒した。第1ピリオド(P)でいきなり5得点。相手の陣地で試合を進めて、次々と得点した。第2Pに大会初失点も中国に許したシュートは3本だけ。主将のFW大沢は「今日はベストゲーム。60分間圧倒することができた。ここで負けると五輪では勝てない」と口にした。

 20日には平昌五輪で対戦する同23位の韓国に3-0で勝利している。大沢は「昔はロースコアのゲームで勝ちきれないことがあったが、今は勝ち切れている」。山中監督も「金メダルは通過点にすぎない。次は世界選手権(4月、オーストリア)に向かいたい」と手応えを口にしていた。