フィギュアスケート世界ジュニア選手権(3月15日開幕、台北)で2連覇を目指す本田真凜(15=大阪・関大中)が13日、大舞台を前に平常心を強調した。出発前の関西空港で取材に応じ「台湾は3、4回目ぐらいだけれど『小籠包食べたいな~』っていうぐらい、緊張し過ぎずにいつも通り。ショート(プログラム)も、フリーもノーミスでできれば満足です」と控えめだった。

 初優勝を果たした2月7日の全国中学校スケート大会(長野)以降は、ステップを磨いたり、プログラム細部の手直しに取り組んだ。同大会優勝後は「『練習したい!』という気持ちになった。去年(の同時期)ぶり」と話していたが「去年よりは練習していないけれど、自信がある。大丈夫」とニッコリ。この約1カ月間、ジャンプ以外の部分が強化テーマだったため、体以上に頭を回転させた。

 昨年は世界ジュニア女王となり「去年のこの大会で優勝して、たくさんの方に注目してもらった。自分にとって自信になった試合」と振り返る。今回、女子はショートプログラムが17日、フリーは18日に行われる。2年連続の頂点へ“いつも通り”の裏に、自信が宿っている。