Bリーグの初代王者を決めるチャンピオンシップ準決勝を前に18日、第1シードの川崎ブレイブサンダースが、川崎市内の東芝小向体育館で会見した。

 19日にホームの川崎市とどろきアリーナで迎え撃つアルバルク東京とは、今季は全日本総合選手権の勝利を含め3度対戦し2勝1敗。NBL時代から、ライバルチームとしてしのぎを削ってきた。北卓也ヘッドコーチは「A東京はBリーグ一のビッグクラブ。ビッグクラブには勝ちたいという思いはある」と話した。シーズン当初から第1シード獲得への意欲を燃やしてきた篠山竜青主将は「第1シードとしてホームコートのとどろきでできるアドバンテージは大きい。川崎のファンと一体になって、相手を飲み込むような勢いを最初に出していければ」と話した。

 昨季までは実業団で、ホームでも入場者数はまばら。「観客の多いアウェーの方がモチベーションが上がった」と篠山主将。それが、Bリーグ誕生とともに、今季は4000人を超えた試合もあった。準決勝では4500と席を増やし、初の5000人超えももくろむ。エースの辻直人は「いい準備ができた。明日、明後日は運がこっちに傾くように、水回りの掃除を自分でやります」と、帰宅後に自宅の洗面所とトイレの掃除を行うと明かした。

 12年に川崎加入後は、ビッグマッチでA東京に負けていない今季得点王のニック・ファジーカスは「間違いなくタフなシリーズになるが、どんな相手でもシュートを決める自信がある」と自信をのぞかせた。