世界78位の杉田祐一(28=三菱電機)が、金星での4大大会初勝利を逃した。

 同26位で第25シードのジョンソン(米国)に、前日の28日、3-6、3-6、7-6、4-2となったところで、この日に日没順延。

 第4セット第7ゲームから再開し、第4セットをタイブレークで奪ったが、最後は3-6、3-6、7-6、7-6、3-6のフルセットで力尽きた。「攻め急いでしまった。自分からミスして負けた。悔しい」。

 杉田は、再開後の第4セット。一時は5オールに追いつかれたが、タイブレークで奪った。流れは杉田にあったが、相手のバックに跳ねるサーブに「最後まで対応できなかった。残念」。最終セット、第3ゲームで、先に自分のサービスゲームを落とし、主導権を奪われた。何度か追いつくチャンスもあったが、その度にサーブで逃げられ、最後は押し切られた。

 杉田は全仏初出場。4大大会では、初めて予選を経ずに本戦に直接入れたが、シードの壁に、惜しくも跳ね返された。