史上最年少でジュニアを制した張本智和(14)は男子ダブルスでの2冠はならなかった。宇田幸矢(16=ともにエリートアカデミー)と組んだ準決勝で、水谷隼(28)大島祐哉(23=ともに木下グループ)に1-3で敗れ、決勝進出を逃した。

 男子シングルス準々決勝で大島を破ってから、約1時間後のダブルス。負けはしたものの、第3ゲームは12-10で奪い「大人」ペアを慌てさせるなど、見せ場をつくり、ほぼ満員に埋まった観衆を沸かせた。 明日21日は史上最年少優勝のかかる男子シングルス戦が残る。まず準決勝で森薗政崇(22=明大)と対戦。勝ち進めば、決勝は水谷と松平健太(26=木下グループ)との勝者に挑んで、ジュニアに続く史上最年少優勝を目指す。