北京五輪代表選手24人を集めたイベントが23日、名古屋市の愛知県体育館で開かれ、競泳男子平泳ぎで2大会連続の2冠を達成した北島康介(日本コカ・コーラ)、レスリング女子55キロ級連覇の吉田沙保里(綜合警備保障)らが参加した。

 団体総合銀メダルの体操男子は、冨田洋之(セントラルスポーツ)らが模範演技を行い、2300人の観客から感嘆の声が上がった。個人総合2位の内村航平(日体大)は腰を痛めているため演技せず「ロンドンでは北京の経験を生かしたい」とあいさつ。北島はトークショーで、100メートルの決勝後に流した涙について「正直(金メダルは)五分五分だと思っていたので、うれしくて涙が出た。人前で泣くなと教わってきたのに」と照れくさそうに話した。