世界屈指の高速レースとして知られる11日のシカゴ・マラソンに出場する那須川瑞穂(アルゼ)が8日、成田空港から米国に向けて出発した。

 3月の東京マラソンで優勝した29歳の那須川は「8位以内が最低ライン。タイムは今の力なら2時間27分台が出ればいいと思う」と目標を口にした。東京マラソンの後は左腰を痛めたが、調整で出場した8月の北海道に続き、ことし3回目のマラソン。小出義雄氏から指導を受け、マラソンで目指す2012年ロンドン五輪に向け「本格的なスタートになる大会にしたい」と意気込んだ。