フィギュアスケートで、バンクーバー五輪女子銀メダルの浅田真央(20=中京大)と、世界選手権男子銀メダルの小塚崇彦(22)が、初の被災地慰問に訪れる。6日、浅田、小塚らが出演するアイスショー「ザ・アイス」の概要発表会見が都内であり、主催者は、確定している愛知、大阪2会場のほかに、東北での開催を検討していることを明かした。東北会場は調整中で、期間は7月25~29日の間の1日になる予定。ショーだけでなく、避難所などの慰問も計画中だ。

 会見に出席した浅田は「小さい時に、仙台では合宿をした思い出がある。すばらしい演技をして、被災者の皆さまに届けたい」。小塚も「(他のスポーツに比べて)スケート選手は(支援に)出遅れた感じがある。どこにでも行きたい」と熱い思いを語った。

 愛知公演は7月23、24日に愛・地球博記念公園内のアイススケートリンクで、大阪公演は30、31日に大阪市中央体育館で行われる。利益は、義援金として日本赤十字社などを通じて被災地に寄付される。東北公演は無料の予定。