<世界体操>◇6日目◇12日◇東京体育館

 沖口誠(25=コナミ)は、出場2種目でともに高得点を出し、存在感を示した。得意の床運動はスピードある演技で、予選を0・2点上回る15・166点をマーク。跳馬は着地が乱れたものの、16・100点をたたき出した。チームは残り2種目で中国に逆転されて銀メダル。特にエース内村航平(22=コナミ)の鉄棒の落下には驚いたという。「練習では1回も失敗しないのに…。練習で起きないことが本番で起きてしまうのが怖い」。自身にとっては北京五輪に続いて頂点に、あと1歩届かず「悔しいです」と本音を漏らした。