日本ラグビー協会は16日、アジア5カ国対抗最終戦の香港戦(19日、東京・秩父宮ラグビー場)の日本代表メンバーを発表した。5日のUAE戦で史上最年少デビューを果たし、6トライを挙げた18歳の藤田慶和(早大)は登録22人には入らなかった。既に7人制代表では秩父宮の芝を踏んでいるが、ファン待望の15人制での“聖地デビュー”はお預けとなる。

 藤田は「悔しいです。でも、まだ自分の力不足」と言いながらも、この日の練習でもはつらつとしたプレーでアピールを継続した。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチからは「次はあるから。次のことを考えて」と言われたという。「『次は藤田で行こう』と言ってもらえるように、毎日の練習を全力で頑張ります。一番年下ですから」と、6月のパシフィック・ネーションズ杯の出番を狙っていた。