昨年8月のロンドン五輪でメダルを量産した日本競泳陣が、被災地に善意の寄付金を贈った。

 同五輪代表27人による著書「つながる心

 ひとりじゃない、チームだから戦えた」(集英社刊、税込み1365円)の初版印税分66万8850円を、日本ユニセフ協会を通じて東日本大震災の被災地に寄付する贈呈式が26日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。

 式には主将を務めた松田丈志(28=コスモス薬品)、北島康介(30=日本コカ・コーラ)らが出席。松田が同協会に目録を贈呈した。北島は「この話を(松田)丈志が持ってきたとき『丈志やるなー』と思った。27人がどう戦ってきたかが垣間見られる。みんなと丈志に感謝です」と語った。