<卓球:JA全農世界選手権団体戦>◇第6日◇3日◇東京・国立代々木競技場ほか◇男女決勝トーナメント

 1次リーグB組1位の日本女子は準々決勝でC組3位のオランダに3-2で勝って準決勝に進み、3位決定戦が行われないために2大会ぶりのメダルを確定させた。

 第3試合の石垣優香(24=日本生命)がリー・ジエとのカット主戦型同士の一戦で逆転勝ちした。

 試合進行を早くするために促進ルールが適用され、ラリーの打球数に制限が設けられたが、積極的な攻撃で第2ゲームから3ゲーム連取した。

 苦手なタイプを破り、日本に貴重な1勝をもたらして力強く拳を握り「あんなガッツポーズをしたのは初めて」と誇った。

 促進ルールはサーブが2本から1本ごとに交代となり、サーブを受けた選手が13回返球に成功すると自動的にポイントを得る。試合開始後10分を超えた第1ゲームの3-7の場面で用いられるとラリーがペースアップしたが、守備では粘った石垣が流れを引き寄せ「気持ちで負けないようにした。それがいいプレーにつながった」と言った。