<柔道:全日本実業個人選手権>◇23日◇兵庫県尼崎市・ベイコム総合体育館

 昨年の世界選手権後から休養していた元世界女王の浅見八瑠奈(コマツ)は、準決勝で相手の大外刈りに崩され、技ありを奪われて敗退した。

 それでも浅見は「まず畳に立てたことがすごくうれしかった。久しぶりにしては楽しんでできた」と頬を緩めた。

 1年間の休養中に約1カ月滞在したフランスでは練習をしながらホームステイも経験し「自分の柔道を見直すいい時間がつくれた」という。

 最大の目標、リオデジャネイロ五輪へは「まだ五輪の舞台にだけ立てていない。そこを目指すために帰ってきた」と力を込めた。

 次戦の講道館杯に向け「次こそは結果を出したい。代表の座をとりにいく」と気合を入れ直した。