<飛び込み:日本選手権>◇5日◇東京辰巳国際水泳場◇男子3メートル板飛び込み、女子高飛び込み

 飛び込み日本選手権2日目が5日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子3メートル板飛び込みは、北京五輪で4大会連続出場となる寺内健(27=JSS)が、6年連続11度目の優勝を飾った。決勝の最終6本目は、難易度の高い前逆宙返り2回半1回半ひねりえび型で103・25点をマーク。同種目で自身2度目となる3ケタ台の得点に「人生で一番うまい演技だった。五輪ではもっと上を目指す。目標は金メダル」と自信を深めた。

 トータル520・55点は、近年の国際大会のメダル圏内。国際水連審判部に「日本は採点が厳しすぎる」と指摘された直後の国際基準での高得点にも価値がある。昨年の世界選手権など、定位置だった4位から抜け出すつもりだ。また同じく五輪代表の中川真依は、女子高飛び込みで2位に終わった。