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尚子、米国で極秘3連勝していた

3月9日、名古屋国際女子マラソン ゴール直前、時計を見る高橋尚子
3月9日、名古屋国際女子マラソン ゴール直前、時計を見る高橋尚子

 東京、大阪、名古屋の3大マラソンへの連続出場を予定する高橋尚子(36=ファイテン)が、実戦レースで3連勝したことが、3日までに分かった。5月末に米コロラド州ボルダーでの高地合宿に出発して以来、6月以降に当地でエバンス山登山レース、ボルダーマラソンなど3レースすべてで優勝した。今年3月の名古屋は、右ひざの手術を受けた影響から、ぶっつけ本番で27位と惨敗。復活をかけた今回は、順調なステップを踏んでいる。

 高橋はすでに、独自の準備を着々と進めていた。5月31日にボルダーへ出発後、6月21日のエバンス山登山レースに初出場した。標高3231メートルのエコー湖をスタートし、ゴールは4348メートルの山頂で、高低差1117メートル。14・5マイル(約23・3キロ)のコースはひたすら上りという、米国で最も標高の高いレースだ。

 結果は、女子トップの2時間6分22秒で、男子を含めても総合12位。コース記録を18年ぶりに約1分更新した。ロッキー山脈の一角で、ゴールは3776メートルの富士山よりも、雲よりも上。素人が挑戦すると、高山病にかかる危険性をはらむほどの過酷さだ。

 9月21日には、ボルダーマラソンで42・195キロを完走した。練習の一環として走り、3時間6分55秒で女子優勝(総合9位)。標高約1800メートルの高地に加え、アップダウンが激しく、平地のペースより遅めだったが、2位に10分差をつけてぶっちぎった。この2レースのほか、ハーフマラソンでも優勝し、3戦3勝で実戦練習を終えた。

 高橋は、北京五輪選考レースだった3月の名古屋で27位と惨敗。前年の8月に右ひざを手術し、ぶっつけ本番だった。その反省を生かし、今回は積極的にレースを重ねた。渡米前から「(合宿地の)近くで大会があるので、実戦で練習したい」と話しており、この結果は順調な調整の証明となりそうだ。

 東京国際女子マラソン(11月16日)は、09年世界選手権選考会の1つで、優勝すれば代表に内定する。高橋は結果にかかわらず、大阪国際(来年1月25日)名古屋国際(同3月8日)に連続出場する予定。4カ月で3レースを乗り切るスタミナを付けるには、1戦目までの準備が鍵になる。11月上旬に帰国し、東京で実戦練習の成果を披露する予定だ。

 [2008年10月4日8時35分 紙面から]


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