<男子バスケットボール・日本リーグ:三菱電機81-62レラカムイ北海道>◇21日◇札幌・月寒アルファコートドーム

 レラカムイ北海道が年内最後のホームで赤っ恥をかいた。三菱電機に62-81の大差で敗れ、3連敗を喫した。22戦6勝16敗の最下位で年内の試合を終えた。

 第3クオーター(Q)で9連続得点を許した20日のビデオを見ているような試合だった。第1Qこそ、1点のリードで終えたが、第2Q残り6分、20-20の場面で5連続でシュートに失敗。日本リーグ最長身の三菱電機パラダ(215センチ)らにインサイドのスペースを消された。北海道は動きがとれず、苦しまぎれに外角から打ったシュートが外れる悪循環。あっさり逆転され、前半で10点の差がついた。

 折茂は「攻撃のリズムが崩れている。きのうと同じ、どこに動いていいか分からなくなってバラバラ」と振り返った。厳しい守備で連敗を脱出した6日のトヨタ自動車戦同様に、この日の三菱電機戦でも守備は機能したが、課題は攻撃。桜井のスピードが封じられ、折茂がフリーで打てず、ニュートンは2人にマークされた。セオリー通りに守り、長所を消した三菱電機に、北海道はなすすべもなかった。折茂の「(攻撃の)引き出しが少ない」との言葉が寂しく響いた。