今季は休養したフィギュアスケートの安藤美姫(24=トヨタ自動車)が、来季のショートプログラム(SP)作りに取り組む考えを明かした。22日に、世界国別対抗戦のエキシビションに特別招待で出演。日本のファンの前での滑りは1月以来。白と黒の衣装で「愛」をテーマにした2曲を滑った後、今後について「SPは1人(の振付師)にお願いしてある」と答えた。

 復帰には「7月までのショーなどのスケジュールをこなしてから、少しずつ考えたい」と慎重な姿勢。日本スケート連盟と話し合い、来季のGPシリーズの出場登録手続きをすることは決めたが、「SPを滑ってみて、戦う気持ちが湧いてこなかったら、早めにキャンセルすることもある」と話した。

 先週はスウェーデンでのショーに参加。今後も上海などの公演など多忙。「日本の皆さまの前で滑れて感謝しています」。この日も大声援を受けた前世界女王は、自分の気持ちと向き合う日々を重ねる。