男子テニスで世界17位の錦織圭(23=日清食品)が、来季は新たな戦略でトップ10に挑む。16日、都内でデルタ航空との契約会見に出席。「来年はトップ10や優勝を狙って、出場大会数を増やしたい」と明かした。今季は1度もケガで大会を欠場することなく、計画した個人戦20大会をクリア。それが「自信にも経験にもなった」ことで、出場数増加に踏み切った。今季は体のケガを考慮して20大会に限定した。しかし、トップ20では、フェデラー19大会、ジョコビッチ18大会と同等の少なさ。世界のトップと同じ出場数なら、成績が同程度でないとトップ10は困難だ。今季は2月の全米室内で優勝し500点を獲得。来季は、優勝が250点の大会にも出場し、複数の優勝を狙う。4大大会は優勝が2000点と最大。しかし、錦織の実力を反映する16強に残っても180点だ。自信がついた体力で大会数を増やし、薄利多売作戦でトップ10を狙う。