日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日・両国国技館)の新番付を発表した。ホープの豪栄道(23=境川)は新関脇に昇進した。境川親方(元小結両国)が継承した境川部屋からは初の関脇誕生。初土俵から所要26場所での新関脇は年6場所制となった1958年(昭33)以降では単独9位のスピード昇進(幕下付け出しを除く)となった。埼玉栄高を出て4年での順調な出世だが、本人は「まだ、すべての面でパワーアップしないと」と語った。20代の日本人力士では、最も上の番付にもなり「期待は感じているので応えられるようにしていきたい」。若手最高のホープの目は、さらに上を見つめている。