日本相撲協会は31日、大相撲秋場所(9月13日初日・両国国技館)の新番付を発表し、37歳の大関魁皇が高見山と並び史上1位の幕内在位97場所となった。新三役と新入幕はいなかった。

 2連覇を目指す横綱白鵬は3場所連続で東の正位。今場所を制すれば、昭和の大横綱、双葉山の優勝12回に並ぶ。先場所10勝の横綱朝青龍は西。大関陣は先場所13勝をマークした琴欧洲が東の正位で、同12勝の琴光喜が西。先場所で綱とりに失敗した日馬富士は出直しとなる。

 関脇は3場所目となる期待の稀勢の里が初めての東で、先場所小結の琴奨菊は7場所ぶりに返り咲いた。小結は東の把瑠都が2場所ぶり、西の安美錦が4場所ぶりの三役復帰。先場所11勝で初の敢闘賞の翔天狼が自己最高位の東前頭2枚目に番付を上げた。

 再入幕は4人。玉飛鳥は幕下に転落しながら2005年九州場所以来の復帰を果たした。ともに元関脇の若の里と北勝力は2場所ぶり、将司は4場所ぶり。新十両は東農大出身の双大竜、モンゴル出身の星風、朝日大出身では初の関取となる徳真鵬の3人。再十両は磋牙司と福岡改め隠岐の海で、ともに2場所ぶりとなった。