<大相撲初場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

 西大関鶴竜(28=井筒)は、優勝決定戦まで持ち込むも初優勝はならなかった。

 過去2勝30敗の東横綱白鵬(28=宮城野)を相手に、本割は差し手争いを制してもろ差しで寄り倒す完勝だった。大関を決めた12年春場所以来の決定戦は、左四つに組み止められて完敗した。

 大関昇進後2桁はたった3場所しかなかったが、自己最多の14勝で優勝同点にも「これで悔しくなかったら、やめた方がいい。精いっぱいやった。優勝争いできたのはよかったが…。今は…、何日かたてば」と言葉が続かない。春場所は初の横綱挑戦となるが、北の湖理事長(元横綱)は「優勝同点の14勝は価値ある。次は優勝しないと。最低13勝以上」と話した。