九重部屋に初めてモンゴル人が入門したことが28日、分かった。昨年5月に横綱朝青龍の橋渡しで高知・明徳義塾高へ相撲留学したガンバータル・ムンクサイハン(17)が4月末で中退。5月1日の夏場所新弟子検査を受検する。合格すれば、興行ビザ取得後の名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)で初土俵を踏む。師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「やる気があるし、体もグッと大きくなった。素直でマジメそうだし、しっかり指導していきたい」。183センチ、91キロ、父はモンゴル相撲元大関のムンクサイハンは「早く横綱になりたい。朝青龍関と日馬富士関が目標です」と目を輝かせた。