体重133キロの横綱日馬富士(28=伊勢ケ浜)が、30年ぶりとなる幕内最軽量横綱になった。100キロ未満の隆の山が十両に陥落し、82年秋場所の千代の富士以来となる珍現象が起きた。新横綱は「まだ体ができていない子どもたちに勇気や希望を与えることができたんじゃないかと思う。体が小さいからと言い訳にしたらダメ。オレはずっとそう思ってきた」と話した。2場所連続全勝優勝で昇進を決め、連勝は「31」まで伸びた。16場所ぶりに東西の横綱がそろい、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「千秋楽の結びの一番で、横綱同士の対戦があれば、お客さんが喜んでくれる。横綱同士で、全勝対決してくれたらうれしいですね」と期待を寄せた。