若手有望株で東前頭3枚目の千代大龍(24=九重)に、名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)に向けて異例の豪華化粧まわし2つが贈られることが28日、分かった。
1つは人気漫画「キン肉マン」の作者ゆでたまごの嶋田隆司氏がデザインする。7月1日に都内で開催されるシリーズ通算100巻記念イベント「キン肉マン謝肉祭」で、本人ら参加のもと、お披露目される。
千代大龍は「ウルフマンなら九重親方(元横綱千代の富士)がモデルなので、師匠に見られているようで緊張感が増しますね。『肉』って1文字もおもしろい」と期待。嶋田氏も「関取の『友情パワー』はキン肉マンと一緒。DVDも全部持っているほどの大ファンと聞いて、関脇、大関を目指す今しかないと思った。若い人が相撲を見るきっかけになってくれれば、さらにうれしい」と話した。
もう1つはスワロフスキーのクリスタルストーン約4万個で虎を描いたものが、大阪の後援者から寄贈された。「本当にすごい。あまりに輝きすぎてライトアップされたら光って見えないかも」とお気に入りだ。「今場所は白鵬関の30連勝を止めることが目標。それがみなさんへの恩返しです」と力を込めた。<異色の化粧まわし>
◆白鵬
縦横30センチの八角形の鏡が埋め込まれたもの。
◆稀勢の里
ハローキティとのコラボ。虎をかぶったキティが龍と戦う図柄。
◆琴欧洲
ブルガリア出身にちなみ明治商品「ブルガリアヨーグルト」。
◆勢
漫画家の西原理恵子さんがデザイン。
◆舛ノ山
地元の千葉県栄町のイメージキャラクター「龍夢(ドラム)」。ゆるきゃらが本人のイメージにピッタリ。
◆嘉風
元プロ野球選手の清原和博氏の自筆文字「勇」。