マイケル・フェルプス(26=米国)が世界選手権に向けて調子を上向かせている。3日のカナダ杯の100メートルバタフライを51秒32で制し、同種目の今季世界ランク1位に浮上した。それでも「ハッピーだが、もっとトレーニングの必要がある」と反省の弁だ。それもそのはず、200メートルに関しては6月のサンタクララ国際大会で2位に終わるなど、同種目は3連敗と持久力に不安を残している。アテネ五輪で6冠、続く北京五輪で8冠。史上最強スイマーの呼び声が高いが、現状なら松田丈志(27=コスモス薬品)の勝機も十分ありそうだ。