奈良産大の硬式野球部元監督(50)の経営する整骨院が部員の名前を使い療養費を不正受給した疑いで、所属する近畿学生野球連盟は19日、大阪市内で臨時部長理事会を開き、同大の1、2部入れ替え戦(5月26日から)出場を認めた。同大の出場希望を了承した。

 12日の日本学生野球協会の審査室会議で5月25日までの対外試合禁止が決まったが、翌26日からの1、2部入れ替え戦出場は所属連盟と大学の判断に委ねられていた。加盟校からは大学の辞退を促す意見も出ていたが、奈良産大は改めてこの日、出場希望を申し出、再発防止策も提出して連盟の理解を求め、受け入れられた。