ドジャース大谷翔平投手(31)が、「1番DH兼投手」で先発し、5回2安打1失点に抑え、投手復帰後初勝利を挙げた。

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ドジャース大谷が、約2年ぶりの勝利を飾ったが、勝ち星はもちろん、5イニングとともに87球を投げきったことに大きな意味がある登板だった。マイナーなどでの調整登板を経ずに、6月中旬のパドレス戦で復帰し、慎重にイニング、球数を重ねながら進めたが、この日の登板でポストシーズンでも自信を持って、先発するメドが立った。

最速は100・3マイル(約161キロ)をマークするなど、武器である真っすぐの出力が完全に上がっていることを証明した。直球の割合は多くはなかったが、100マイル(約161キロ)の高めの直球で空振り三振を奪うなど、出力自体は十分。この日が最長の5回でスタミナ面の課題は残るが、今後球数を増やしていけば、クリアしていける。

大谷にとっては調整の過程とはいえ、新たなスタイルものぞかせた。この日はカーブを全球種で最多となる23球投げ、球種の内訳で26%を占めた。いいアクセントとなって、カウント球でも、勝負でも有効に使えた。9三振のうち、4三振がカーブだったが、投球フォーム的にもいいフォームで投げられていて、非常に良かった。

カーブとともに、スプリットも多く投げたが、本人的には手応えを感じたのではないだろうか。2度暴投で進塁させたが、投手からすれば体で止めてほしかったボール。その後、少し投げづらそうに見えたが、試合を重ねていけばもっと精度は上がる。右肘の負担を考えればスイーパーの多投は心配だが、今日はいろんな球種を投げられた。

結果もしっかりと出て、順調に段階を経ることができ、首脳陣としてはポストシーズンでも先発で起用する計算が立った。ドジャースは山本、グラスノー、スネル、カーショー、大谷と強力な先発5人がそろった。安定した先発投手がそろえば、ポストシーズンで勝ち進める確率も上がり、ワールドシリーズ連覇も見えてくる。

大谷のリリーフを推す声も一部で挙がるが、ポストシーズンでも先発で回りながら、DHで出場した方がいいだろう。二刀流の大谷は打席の準備もあり、試合中に登板する準備を進めるのは難しい。160キロを超え、いろんな球種を投げられる大谷の能力からすれば先発でいくべきで、今年は投打での活躍が期待される。(日刊スポーツ評論家)

大谷翔平749日ぶり白星!5回9K力投&逆転口火の安打、ボブルヘッドデーに二刀流活躍/詳細

ドジャース対レッズ レッズに勝利したドジャース大谷(右)はロバーツ監督とタッチを交わす(撮影・垰建太)
ドジャース対レッズ レッズに勝利したドジャース大谷(右)はロバーツ監督とタッチを交わす(撮影・垰建太)
レッズ戦に1番DH兼投手で先発し5回2安打1失点に抑え、749日ぶりの白星を挙げた大谷(撮影・菅敏)
レッズ戦に1番DH兼投手で先発し5回2安打1失点に抑え、749日ぶりの白星を挙げた大谷(撮影・菅敏)
レッズ戦に1番DH兼投手で先発し5回2安打1失点に抑え、749日ぶりの白星を挙げた大谷(撮影・菅敏)
レッズ戦に1番DH兼投手で先発し5回2安打1失点に抑え、749日ぶりの白星を挙げた大谷(撮影・菅敏)
レッズ戦に1番DH兼投手で先発し5回2安打1失点に抑え、749日ぶりの白星を挙げた大谷(撮影・菅敏)
レッズ戦に1番DH兼投手で先発し5回2安打1失点に抑え、749日ぶりの白星を挙げた大谷(撮影・菅敏)