日本ハム、阪神OBの新庄剛志氏が7日の12球団合同トライアウトに参加しました。「華があるな」と感じていると日刊スポーツのネットで目を引く記事を発見しました。

日本ハム吉村GMが新庄氏についてコメントしたのです。「ファイターズで活躍した頃の新庄選手をリスペクトしているので…。彼がファイターズに残した功績などを考えると現状では(獲得は)考えづらい」。そんな内容でした。

言いにくいコメントやろうな、と思って旧知の日本ハム関係者に「言いにくいこと言わされてたね」と連絡してみました。返事はグチ交じり? のこういうものでした。

「阪神さんだってOBなんだから、ちゃんとコメント出させてもらってくださいよ」

確かに阪神の谷本球団副社長は新庄関連の取材は受けましたが獲得の可否について明確なことは言わなかったよう。もう少し説明すれば「さすがに言わなくても。それは…」というニュアンスだったようです。

それに関しては取材記者側との関係性もあるし、現場にいなかったのでハッキリ書けませんが「ちゃんと言ってあげればいいのに」とは感じました。

新庄氏なりに真剣に挑戦し、実際に安打を放つなど結果を見せていました。それなら日本ハムのようにしっかりと答えてあげることが礼儀なのでは、と感じたからです。

すると8日になってABCテレビ「おはよう朝日です」(関西ローカル)に生出演した矢野監督が「(獲得は)ないでしょうね…難しいですね、そこは」と話しました。同じ理由でよかったと思います。

7日に行われた阪神の入団会見で近大からドラフト1位で入った佐藤輝明選手が面白いことを言っていました。「30本ぐらい打ちたい」などと目標をハッキリ口にしたのですが、これは、あらかじめ物事を達成できたと考えて話す「予祝」という考えを持つ矢野監督に影響を受けたからということのようでした。

プロらしくて、いいことだと思います。それが過ぎれば「ビッグマウス」などと言われることもありますが、それも給料のうちだと考えています。

同時に思うのは自身の考えをハッキリ示すというスタイルは、現場から球団フロントまで一貫してほしいということです。いろいろと言われますが阪神は結構、選手や関係者に情のあるチームです。それはいいとして言うべきことは言う、示すべき態度は示すという考えが、球団の魅力をアップさせることにつながるのではと思っています。【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「高原のねごと」)