3月に入って、まだ実戦のなかった阪神、4日楽天戦(甲子園)からオープン戦が本格化します。矢野監督が今季限りでの退任を明言している異例のシーズン。3週間後の公式戦開幕に向かって、いよいよ最後の調整が行われます。

ここで、いわゆる“吉兆”のお話です。「これは優勝したあのときと同じだ」…みたいな話を我々メディアはよく書きますし、ファンも結構好きではないかと勝手に思っているのですが、最近、ちょっとしたことに気がつきました。

それは監督の出身地についてです。関西、大阪の代名詞のように言われる阪神タイガースですが、実は過去、大阪府出身者で監督になったのはたったの2人。最初が岡田彰布氏で、2人目が矢野監督です。これは以前に書きましたが、そこで気づいたのが今季の監督12人の出身地です。

昨年オフから思い切り目立っている日本ハム新庄監督のほか、今年は中日立浪、ソフトバンク藤本と3人が新しく指揮官に就任しています。

ここで個人的に“特筆すべき点”として注目したいのは「大阪出身監督が増えた」ということです。新庄氏は福岡出身ですが立浪、藤本の地元は大阪。これで矢野監督を含め、12球団中、3人の指揮官が大阪人ということになりました。

日本を代表する「野球どころ」として知られる大阪とはいえ、これはなかなかの比率ではないでしょうか。そして12分の3というこの数字、阪神が最後にリーグ優勝を果たした05年以来となるのです。

05年は阪神岡田監督のほかに横浜牛島監督、楽天田尾監督と3人の大阪出身者が指揮を執りました。それと同じ状況が今シーズンに生まれているのは阪神にとってちょっとだけ期待できるような…?

世界情勢から身近なところまで、さまざまな心配事が多い中、「それがどないしてん!」という声も聞こえてきそうですが、やっぱり阪神が頑張ってくれないと虎党はもちろん、プロ野球も世間も盛り上がらないムードもあります。小さなことにも注目してシーズン開幕を待ちたいと思っています。