【2015白球メモリー:青森明の星・斎藤崚大内野手(1年)】
男女共学化で4月に野球部が発足した青森明の星。1年生だけ9人のチームの、17歳の主将として初陣に臨んだ。結果はコールド負け。自身は3打席3三振。6回裏は1死満塁のチャンスだったがバットは空を切った。
試合後は涙が止まらなかった。全校生徒教職員約400人が初体験の野球の応援で大声援。試合後も健闘をたたえる拍手が起こった。「まさかコールド負けとは。応援に応えられず申し訳ない」と声を振り絞った。
だがこの日、朗報があった。一昨年青森山田に入学し、硬式野球部と軟式野球部に合わせて半年在籍後、退学。昨年は浪人して、今春青森明の星に入学した。規定でこの夏を最後に、もう試合出場はできないと思っていた。学校が高野連に照会したところ、来年夏までの出場を認める連絡が入ったのだ。
浪人時代も1日120本の素振りを欠かさなかった。野球への思いが、再びチャンスをくれた。「今日の経験を忘れず練習に励んで、来年は絶対勝つ」。悔しくうれしい再出発だ。【北村宏平】

