【2015白球メモリー:八戸東・植村エリックフランシスコ投手(3年)】
八戸工戦に先発し、8回15安打で9失点。打席では1安打に終わった。だが13日の初戦で八戸商を5-4で破り、白星も挙げた。エースで4番、俊足でライトも守るチームの要。「最後の夏、自分ではよくやったと思う」と胸を張った。
自己紹介の時、名前を言うといつも驚かれた。父がフィリピン人、母が日本人。フィリピンで生まれ、3カ月で八戸に来た。柏崎小、八戸三中と野球を続け、父フランシス・ハビアさんはいつも応援に来ていた。高校1年の12月、その父が心臓まひで突然死。帰らぬ人となった。
植村は頑張った。中盤5~7回は0点に抑えた。投球数は127球。自責点は7で、味方エラーで出した走者が失点につながったケースもあった。「そういう時こそエースの自分が抑えなきゃいけなかった」と言った時、初めて涙を流した。仲間を思いやる気持ちがあふれた。大学に進学して野球を続けるつもりだ。【北村宏平】

