岩木が敗れ、最後の夏が終わった。16年度末で閉校の岩木は3年生部員5人だけ。弘前工の1年生5人を借りて出場し、その弘前工を相手に奮戦。歴史の幕を閉じた。
岩木が甲子園出場経験もある伝統校弘前工を相手に健闘した。13安打で10点を奪われたが、守備は無失策。打線は2安打を放った。佐藤純監督(24)は「投手は先頭打者を抑えていたし、守備は春から練習してきたことをしっかり出せた」とナインをたたえた。
連合チームは春からスタート。弘前工の1年生部員が岩木のグラウンドに通い一緒に練習してきた。春の地区予選で初戦突破。次の相手はこの時も弘前工で、0-10(6回コールド)で敗れた。68チーム参加の夏の大会で、またも2戦目で対戦。クジの偶然が珍しい友情対決を生んだ。
レンタルの弘前工1年生は岩木のために、「先輩」相手に奮戦した。4回に中前打を放った田沢純平は「弘前工の先輩と試合はめったにない経験。負けて悔しい。岩木では人数が少ないので、自分だけでなく他人のプレーにも気配りする大切さを学んだ」という。
初戦は五戸を7-3で破り、一緒に白星も味わった。本来の岩木主将、本間斗磨(3年)は「弘前工に負けたら仕方がない。連合チームは難しいといわれるが、チームワークを大切にすれば勝てることを証明できた。今後の人生にもつなげたい」と貴重な経験を糧にする決意だ。【北村宏平】

