昨年準優勝の青森は三沢との名門対決に勝利した。
青森が苦しい試合で勝負強さをみせた。三沢に2点先制を許したが、6回に白戸星河(3年)の2点適時打などで逆転。8回1点差に詰め寄られると、9回には得意の足も使い重盗などで2点。その裏、三沢の浪岡凌佑(2年)の2ランで再び1点差に詰め寄られたが、振り切った。
6回、逆転の中前打を放った白戸は一塁上からベンチへ「見たか!」と叫んだ。打撃は得意な方ではなく、3年間人一倍バットを振ってきた。「たたきつけて転がすつもりで打った。叫んだのは無意識。きっと自分の後も続いてくれよという意味でしょう」と意地の叫びを「釈明」した。
背番号1ながら夏は初先発の神太喜(じん・たいき=3年)は15安打を浴びながら力投。「雰囲気に慣れなくて打ち込まれた。逆転して、自分が投げて負けるわけにはいかないと力が入った」という。昨年の八戸学院光星との決勝は5番・左翼手で出場。4打数2安打だった。6-8で逆転負け。「あと1歩だった。今年こそ」と力を込めた。
佐藤正臣監督(41)は「苦しい試合は慣れている。最後に1点でも多く取った方が勝つんだという気持ちをナインが共有している」と頼もしそうだった。【北村宏平】

