2年ぶり21度目の夏甲子園出場を目指した名門熊本工が3回戦で敗退した。

 序盤から2点をリードした。だが2回戦で4回途中でKOされていたエース左腕、広田直人(3年)の調子がこの日も上がらず、6回に2失点。

 同点で迎えた9回1死、甘く入ったスライダーを多良木の岩本浩朗外野手(2年)に左越えソロ本塁打され、勝ち越された。

 まさかの3回戦敗退に試合後、選手は人目をはばからず号泣した。昨秋就任し夏初采配の安田健吾監督(37)は「接戦になると思っていた。私の責任」と険しかった。