背番号「20」の藤塚光二郎(2年)が先発し、4回を3安打6三振、無失点に抑えた。「抑えて、打線に波に乗ってもらおうと思った」と、打線も11安打で援護した。

 ベンチ登録投手は5人。競争は激しいが、大井道夫監督(73)は「自信をつけてきた」と評価する。今月初旬の佐久長聖(長野)との練習試合で完投し、藤塚は「あの試合がポイントになった。自分が引っ張っていく、という気持ちで投げる」とチームを支える自覚が芽生えていた。