DeNA南場智子オーナーの母校、新潟が昨夏準Vの関根学園に完勝し、1985年以来30年ぶりとなる4強入りを果たした。

 エース諸橋慶多投手(3年)が制球力を武器に9回を90球、5安打7奪三振で完封した。諸橋は「持ち味はストレート。気持ちが乗っていたからボールも走ってくれた」と最後まで強気に攻めた。打線も初回に3点先制し、エースを援護した。

 県内屈指の進学校で、練習は効率よく進め、午後6時半には終了する。就任2年目で4強に導いた後藤桂太監督(48)は五泉監督時代にセンバツ21世紀枠の候補校に入った経験を持つが、「私は練習が大好きなので、まだ明るいうちに帰るのはストレスでしたが、実戦形式を中心に工夫しながらやっています」と目を細めた。25日、準決勝で昨夏甲子園で4強の日本文理と対戦する。