DeNAは阪神に逆転勝ちで、3カードぶりの勝ち越しを決めた。0-1の8回、阪神大竹をつかまえた。蝦名達夫外野手(28)の適時打で同点とすると、なおも1死満塁から度会隆輝外野手(23)の左前への2点適時打で勝ち越しに成功した。先発の篠木健太郎投手(24)は6回4安打6奪三振1失点と好投した。

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高校時代とは、少し違った景色が見えた。DeNA篠木にとって、約8年ぶりの甲子園のマウンドだった。木更津総合では1年夏に甲子園出場し、3回戦の下関国際戦に登板。2回2失点で悔し涙をのんだが、この日は阪神相手に6回1失点で試合をつくった。

登板前日、高校時代からの成長を問われ「坊主だったので、髪の毛ですかね」と冗談を飛ばした右腕。試合後には「昨日は恥ずかしかったので言ってないですけど…」と前置きし「高校の時はのみ込まれて終わった2イニングだった。少し落ち着いてというか、24歳では周りの見え方が違いました」と誇らしげだった。

3年夏はコロナ禍で大会が中止。「この前のプロ初勝利後も、同級生からメッセージをもらった。甲子園で投げている姿、良い姿を届けたい」との誓いを果たした。くしくも、決勝打の度会は2002年生まれの同世代。「篠木の活躍があったからこそのチームの勝ちだと思う」と語る度会に、篠木も「降板する時に『任せろ』みたいな雰囲気だった。同級生として頼もしいです」と笑った。ともに高め合いながら、プロの舞台で成長を重ねていく。【山本佳央】

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