創部124年の伝統を誇る新潟が投打で長岡農を圧倒し、初戦を突破した。

 4回まで毎回得点の32点を奪い、5回コールド勝ち。圧巻は2回の攻撃で、1死走者なしから14者連続得点を奪うなど、この回だけで2本塁打を含む15安打の猛攻で、19点のビッグイニングになった。

 公式戦初の4番に座った小泉慶祐外野手(3年)は、2回の1イニングだけで適時打2本を含む3安打の固め打ち。「狙い球を絞って、ベルト付近のボールをたたくイメージで、すべて打てました」と満足そうに話した。

 2年前の夏は4強に進出したが、まだ春夏を通じて甲子園出場はない。後藤桂太監督(50)は「春は初戦負けで、勝ちに飢えているチーム。これからもケモノのように、ガッと食らい付いていきたい」と次戦を見据えた。10日の2回戦では、シード校の上越と対戦する。