昨夏準優勝の新潟明訓が手堅く初戦を突破した。先発の大薮和馬投手(3年)が7回1/3を散発3安打無失点に抑えた。

 大薮は「勝ちを意識した。もっと直球で押せば良かった」と無難な内容にも、少し物足りない様子。130キロ台後半の直球ではなく、変化球主体の投球。制球力を生かしてかわしにいった分、本来の力強さは抑え気味だった。

 それでも相手にチャンスをつくらせなかった。「コンディションはいい」と好調は実感している。背番号1を背負って迎える初めての夏。「自分の持ち味を出して勝ち進みたい」。結果と質を求めながら勝ち上がるつもりだ。