第1シードの日本文理が7回コールドで初戦を突破し、3年ぶりの甲子園に向けて順当発進した。

 初回に適時失策で労せず1点を先制すると、2回にはエース稲垣豪人(3年)の右前適時打などで3点を追加。8安打のうち5本が長打と、深い外野陣の守備網を鋭いライナーで破った。

 2009年の甲子園では準V。就任32年目で今夏限りで勇退する大井道夫監督(75)は「選手は普段通りにやってくれればいい。先の試合は考えず、目の前の試合だけを考えてくれればいい」と、最後の夏も自然体で臨んでいる。