創部119年の伝統を誇る新発田が逆転満塁弾から勢いづき、第1シード日本文理との挑戦権を手にした。

 初回に先制点を許す重苦しい立ち上がりだったが、0-1の3回2死満塁で、5番本間惇右翼手(2年)に逆転満塁弾が飛び出した。高めのストレートに反応し、「ちょっと上がりすぎたかと思ったけど、うまく風に乗ってくれました」と、打球はバックスクリーン左に飛び込んだ。

 新発田は本間の1発から打線が活気づき、5回にも5点のビッグイニング。7回コールドで初戦を突破した。15日の3回戦では、昨秋と今春の県王者・日本文理との対戦が決まり、本間は「あまり意識しないで、自分のスイングを心掛けていきたいです」と健闘を誓った。