優勝候補の一角、村上桜ケ丘が、12安打の猛攻で初戦を6回コールドで突破した。

 12本のうち長打は7本。松田忍監督(67)は「外野の頭を越えたのは風のおかげ。もっとライナー性の打球を打たないと」と笑うが、「一巡して、とらえられるようになった」と及第点をつけた。

 二塁打、三塁打を1本ずつ放ち2打点を挙げた4番若林大成遊撃手(3年)は「ポイントを前に置いて打てた」と好感触。大会直前の練習は打撃が中心。全員で打ち込んだ。「でも、まだまだ。試合序盤から打って得点できるようにしたい」。若林は好発進にも気持ちを引き締めた。