広島苑田スカウト統括部長 柔らかい。ヒットエリアが広い。ホームランバッターではなく中距離ヒッター。木製バットでも十分打てる。今日はいいものを見せてもらった。

 日本ハム今成スカウト バットの軌道が良い。自分の形を持っているし高校生ではトップクラス。あとはプロの球に慣れるだけ。

 アストロズ大慈弥スカウト 独特の間の取り方。凡人ではできない。

 西川は「いい感じで打てました。2本目は詰まって風にも押し戻されました」と話した。大阪出身だが巨人ファン。憧れの打者は「天才」と呼ばれた高橋由伸(巨人監督)だ。岩井隆監督と二人三脚で作り上げた独特な打撃フォームはどんなタイプの投手が来ても崩されない。岩井監督は「当たり前のように打つから」と絶大な信頼を置く。天才打者の1発で3年連続甲子園へまずは順調なスタートを切った。【福田豊】

 ◆西川愛也(にしかわ・まなや)1999年(平11)6月10日生まれ、大阪・堺市出身。小2で野球を始め金岡南中時代は浜寺ボーイズでプレー。3年夏に全国大会出場。家族は両親と弟。180センチ、82キロ、右投げ左打ち。