巻総合が初のベスト8入りを決めた。

 0-3の5回表、主将の6番田原諒右翼手(3年)の左翼への2ランなど7安打で7点を奪い、逆転に成功。この後、長岡に1点差に迫られるが、7回から3番手で登板した田原主将が無失点に抑えて反撃をかわした。

 ノーシードからの快進撃だ。前日16日の3回戦ではシード校の長岡大手を撃破。続いて甲子園出場経験のある古豪・長岡に競り勝った。

 長岡大手戦の勝利後に号泣した小林豊監督(51)は、この日は「信じられない! 野球って面白い!」と絶叫。そして「選手が粘り強く戦った」とナインをたたえた。

 本塁打と好救援で貢献した田原主将は「長岡大手に勝ったことで士気が高まった。(逆転した)5回の攻撃は最高のムードだった」。勢いに乗り、準々決勝は優勝候補筆頭の日本文理にぶつかっていく。