春日部共栄が延長10回、サヨナラ勝ちし16強入りを果たした。

 2-2の10回裏2死満塁から高橋大地投手(3年)がサヨナラ安打を放った。本多利治監督は「めちゃくちゃ苦しいゲームでした。甲子園に行くためには接戦を乗り越えなければいけませんから」と苦笑いを浮かべた。

 殊勲の高橋は「大きな勝利だと思います。チーム全体に勢いが付く」と喜んだ。東大志望の秀才4番打者、山本大貴内野手(3年)はサヨナラの口火となる右前安打を放つなど5打数2安打。「スタンドにいる仲間たちが打たせてくれました」と笑顔だった。