長岡工が逆転で2年連続の準々決勝進出を決めた。

 1回表に2点を先制されたが、ナインに動揺はなかった。その裏に1点を返すと、3回裏に追いつく。6回裏に適時打2本と犠飛で3点を奪って勝ち越した。渡辺将史監督(40)は「追いついてからは、『じっくり攻めるぞ』と選手に言った」。慌てずに試合を進め、チャンスをつかむと一気に畳みかけた。

 3回戦で昨夏準優勝の新潟明訓を破るなど、勢いがある。今夏の目標は、準々決勝で巻に1-4で敗れた昨夏を超えること。「次に校歌を歌えば1つの目標達成になる」と話した久保田碧人主将(3年)は、「でも、それで終わりではないので」。真の目標でもある、初の甲子園出場が視野に入り始めた。