札幌大谷が9-6で札幌第一を下し、初優勝を飾った。創部10年目で春夏通じて初めての甲子園切符をほぼ手中にした。

3回表までに4失点したが、その裏に一気に同点に追い付いた。6回に1失点し、再びリードを許す。8回裏に追い付き、なお1死一、二塁で5番佐藤颯馬三塁手(1年)が右中間に適時二塁打を放って勝ち越した。続く6番太田流星投手(2年)も左翼越えに2ランを放ち、9-5と突き放した。

9回表に1点を返され、なお2死満塁のピンチをしのいで初優勝。船尾隆広監督(47)は「ベンチの18人だけではなく、スタンドを含めて全員の気持ちが1つになった」と振り返った。