センバツ8強の市和歌山が底力を見せた。エース岩本真之介(2年)が2点を先制される展開だったが、終盤に逆転。苦しんで初戦をものにした。

ヒーローは3番の緒方■之介内野手(3年)。7回1死一、三塁から左翼越えに逆転3ラン。内角高めの直球を芯でとらえた。センバツ2回戦の高松商戦で放った本塁打のような、高く舞い上がる放物線を描いた。

「自分は長打がアピールポイント。ボールに回転をかけることを意識しているので、高く上がっても伸びると思った」。高校通算17号に胸を張った。

※■は隆の生の上に一