大船渡・佐々木朗希投手(3年)の好投を支えた大船渡・及川恵介捕手(3年)も興奮気味だった。160キロの初体感に「150後半との差は感じなかったけれど、ギアが入った瞬間かなと思う。雰囲気、威圧感は違った」。

高校入学直後は捕球ミスも多く、投球マシンを近くに置いて、全身にあざができるほど繰り返してきた。9回2死満塁の危機でも「正直、スライダーやフォークのサインを出したくなかったけれど、止めるのが役目なので、しっかり出せた」と強気なリードでサヨナラを防いだ。