智弁学園(奈良)が記録に残る2本の本塁打で3年ぶりの決勝進出を決めた。

まずは3回。主将の坂下翔馬内野手(3年)が個人奈良大会通算記録(4本)に並ぶ2点ランニング本塁打。「(本塁打は)特別意識はしていない」というが、確実にチームにはずみをつけた。

6回には白石陸外野手(2年)が満塁弾。チーム大会タイ記録となる10発目だった。甲子園まであと1勝。坂下は「気を緩めず、最後まで戦い抜きたい」と冷静に次戦を見据えた。